2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福な食卓

テレビとか映画とか本とか、わりと感情移入しやすいたちです。この本、はじめのほうはわりとホンワカした不思議家族の物語りなのですが、最後は泣けます、鼻水もグシュグシュでした。本の帯に、吉川英治文学新人賞受賞作・全選考委員が絶賛!とあります。本…

私という運命について

ちょっと話しが出来過ぎというか、書き過ぎという気もしますが、読んでいるうちにどんどん話しに引きこまれます。主人公である女性の29歳から40歳までの10年間を描いており、運命というのか宿命というのか業というのか、そういったものについて考えさ…

みんないってしまう

みんな淋しいんですね。でもみんながんばっている。 この間読んだ「プラナリア」よりはいまいちだけど。いろいろと考えてしまう短編集です。

エコノミカル・パレス

なんか最近、この系統の本をよく読んでいる気がします。根無し草への憧れでしょうか。 現代ニッポンの○○、じゃないけれど、だいぶ歪みが出てる「今」、を感じます。

リレキショ

不思議な物語り、とても楽しめました。 履歴書とリレキショ、ちょっと意味が違います。途中から主人公にからんでくる女の子が独特でとても微笑ましく、ちょっとあり得ないけど可愛いです。

発火点

父親が殺されるって、それはそれは大変な事だと思いますが、その事件のみで進行する物語っていうのも、なんだか。。。 でもさすがにストーリーの組み立ては巧いと思いました。主人公には共感できないけど。

プラナリア

久々に山本文緒を読んだ。これが意外にいい。 今の自分の精神状態に合っているのか?不安げな主人公たちが、なぜか身近に感じられる。だらしなく、自信がなく、夢もない。角田光代さんの作品と似ている所と似ていない所がある。当然か。