2005-01-01から1年間の記事一覧

イッツ・オンリー・トーク

結構最近注目されている作家さんらしいですが初めて読みました。 表題作の「イッツ・オンリー・トーク」と「第七障害」の2編。 私には断然、表題作になっていない方の「第七障害」の方が良かった。 さぁ今年も残すところあと3日。年始年末は何を読もうかな…

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

友人にかりてやっと読みました。 マザコン話ではありますが、泣けました。 父親はなさけなく、母親は偉大です。 うちと同じだぁ〜。

痩蛙

鳴海章さんは確か初めてです。★4つとはいきませんがまずまずでした。だめだめサラリーマンで中途半端なボクサーでもある主人公。かなり悲哀を感じる話ですが、暗くはなくて希望のもてる物語でした。

世界中が雨だったら

残念ながら「いま、会い」も読んでいないワタシですが、市川さんの本に挑戦してみました。狂気を描いた3編から成っています。人間ってこんなになっちゃうものかな?と思いつつ、最近の日本で起こる「事件」を考えると、あながち絵空事とも思えないような。

東京ゲスト・ハウス

また根無し草の東京今どき若者ストーリー。ちょっと飽きてきました。

幸福な食卓

テレビとか映画とか本とか、わりと感情移入しやすいたちです。この本、はじめのほうはわりとホンワカした不思議家族の物語りなのですが、最後は泣けます、鼻水もグシュグシュでした。本の帯に、吉川英治文学新人賞受賞作・全選考委員が絶賛!とあります。本…

私という運命について

ちょっと話しが出来過ぎというか、書き過ぎという気もしますが、読んでいるうちにどんどん話しに引きこまれます。主人公である女性の29歳から40歳までの10年間を描いており、運命というのか宿命というのか業というのか、そういったものについて考えさ…

みんないってしまう

みんな淋しいんですね。でもみんながんばっている。 この間読んだ「プラナリア」よりはいまいちだけど。いろいろと考えてしまう短編集です。

エコノミカル・パレス

なんか最近、この系統の本をよく読んでいる気がします。根無し草への憧れでしょうか。 現代ニッポンの○○、じゃないけれど、だいぶ歪みが出てる「今」、を感じます。

リレキショ

不思議な物語り、とても楽しめました。 履歴書とリレキショ、ちょっと意味が違います。途中から主人公にからんでくる女の子が独特でとても微笑ましく、ちょっとあり得ないけど可愛いです。

発火点

父親が殺されるって、それはそれは大変な事だと思いますが、その事件のみで進行する物語っていうのも、なんだか。。。 でもさすがにストーリーの組み立ては巧いと思いました。主人公には共感できないけど。

プラナリア

久々に山本文緒を読んだ。これが意外にいい。 今の自分の精神状態に合っているのか?不安げな主人公たちが、なぜか身近に感じられる。だらしなく、自信がなく、夢もない。角田光代さんの作品と似ている所と似ていない所がある。当然か。

花まんま

第133回直木賞受賞作。 大阪を舞台にした作品を集めた、ちょっと変わった短編集。やはり表題作の「花まんま」が秀逸で、すごく味わいがあります。他の作品も独特の雰囲気があって、ちょっとクセモノです。是非、他の長篇を読んでみたい!

嫌われ松子の一生 上・下

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)作者: 山田宗樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/08/01メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (261件) を見る嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)作者: 山田宗樹出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/08…

五年の梅

今回は短編集です。やっぱり表題の「五年の梅」が一番かと。でも、時代物はやっぱり長篇がいいな。

ナラタージュ

久々の恋愛小説。女心はわかりませんね、やっぱり。 繊細で、取り扱い注意!って女性、つい惹かれてしまいますが、つき合うのは大変です。

サマータイムマシンブルース

プロデュース・監督:本広克行 出演:瑛太 上野樹里 他★★☆☆☆また招待券をもらったので、この前の休みに観てきました。タイムマシンもので、時系列が複雑でちょっと解りにくいところがありますが、おおむねはヨシかと思います。 ストーリーそのものより、主人…

ルパンの消息

なかなか良いですね。登場人物もイキイキしているし。仕掛けも凝ってます。現在の横山さんなら、ラストがもっと余韻を残す形になっていたのでしょうが、幻のデビュー作ということなので、それもイタシカタナイといったところでしょうか。ちょっと欲張りで、…

霧の橋

最近、なにやかんやと忙しくって、ろくに本も読めななかったが、友人に勧められて時代物を一冊読んだ。これがなかなか良い。 初めて読む作家さん。藤沢周平ほど枯れ過ぎていないし、力強さもあって良い。他の作品にも期待。

渋谷ではたらく社長の告白

この本を読んで、感動した!って人も多いようですが、なんだか。ただの身勝手男って気もするんですが。ただただ社長になりたい、業種はなんでも良かったみたいで、日本一だか世界一の会社を作るのが目標だって事で。。すごく男らしいという事なんでしょうが。

GOTH 僕の章

今日、仕事の調べもので池袋の本屋に行ったのですが、そのついでにというか息抜きで立ち読み(座ってましたがた)してきました。ああ久しぶりの淳久堂。でも、なんか途中で挫折しちゃいました。他に本をさがす気力も萎えてきて、帰宅。。。独特の作風ですよ…

SPEED

ゾンビーズ第3段は女の子が主人公です。ちょっとジュブナイルぎみなのが難点だけどまぁイイッカー。先日観た、フライ,〜の映画がイマイチだったので「やっぱり本の方が良いな」ってかんじで点数が甘めかも。 今ハヤリ系の作家さんの中では、恋愛ものに寄り…

GOTH 夜の章

はじめての作家さん。独特の世界で、ちょっと。文章や構成はうまい。大学卒業前後に書いたという話しなので、それを考えると良くできた作品と言えるかも。 「夜の章」に続いて「僕の章」というのもあるけど読むかどうするか。

空中庭園

予想してたよりけっこう面白かったです。すご〜く雑多な登場人物(家族)のそれぞれのキャラが良かった。こういう家族が逆にリアルだったりするのかも。母ちゃんが一番かな。

フライ,ダディ,フライ

招待券をもらったんで、久々に映画館に行ってきました。 岡田君はカッコ良かったし、脇役の共演陣もなかなかだったけど、映画としてはいまいち。何んだかモノタリナク、消化不良ギミ。やっぱりダメオヤジ役は堤真一じゃつらいですね、あと演技し過ぎ、巧いの…

モーターサイクル・ダイアリーズ

若き日のチェ・ゲバラ、放浪の日々を描いた作品。絵が綺麗です。 チェ・ゲバラの事ってほとんど知らなかったけれど、少なくとも、志しは高かった人みたいですね。いまだに信奉者が多いとか。

夜のピクニック

悲しいかな、あまり感情移入できませんでした。良い作品なんでしょうけど。なにせ本屋大賞だし。なんといっても、登場人物みんながみんな良い人だらけっていうのが気持ち悪い。 本来青春小説っていうのは大好きなはずなんですが、変だな。単に、自分がジジイ…

イン・ザ・プール

空中ブランコより、こっちの方がいいかも。とホリエ語で書いてみる。 新聞休刊日の月曜日の通勤電車にはぴったりでした。 でも、こんな看護婦さんいたらいいなぁ〜。えっ!危ないですか。

グッドラックららばい

いやぁ〜、結構おもしろい作品でした。それぞれがそれぞれの生き方で生きてゆく。バラバラだけどやっぱり家族。ちょっと変わった4人の家族、片岡家の物語り。

泣かない女はいない

ねらいなんでしょうけど、事件らしい事件も起きず、あまりに淡々と。。。主人公の微妙な心の動きに注目すべきなんでしょうが。前に読んだ「サイドカーに犬」は淡々とした中に、何か感じるものがあったんですが。すみません、今回はあまり感じ取れませんでし…