別れの後の静かな午後

別れの後の静かな午後

別れの後の静かな午後

なかなか気持ちの良い短編集です。ちょっと甘ったるいきらいはあるものの、元将棋雑誌の編集長にしてはおしゃれな小説です。大崎さんの小説には「少しだらしないけれど憎めない男」と「なぜかそういう男を好きになってしまういい女」の組み合わせが度々登場します。小説に登場するようなすばらしい女性って、現実にもどこかにいるんでしょうか?少しじゃないけどだらしない男は、私をはじめいくらでもいるんですけどネ。