船泊まりまで

繊細な男女の主人公が織りなす繊細な物語。
もののたとえや心理描写が文学的過ぎて、理解しずらい箇所も
多いが、壊れやすいガラス細工のようで、美しい小説だと思う。
代理母の問題は身近でなくて、普段あまり深くは考えないが、
この小説を読むと、なるほど難しい問題だと再認識させられる。
ちょっと重かったです。