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- 作者: 劇団ひとり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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〜BOOK DATA〜
ホームレスにあこがれて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、
いわゆる秋葉系のアイドルおたく、男に遊ばれる自称カメラマンの卵の
20歳の女の子、ギャンブルで借金まみれの中年男、浅草のストリップ劇
場の売れない芸人。タイトル通り、“陰日向に咲く人々”を描いた素敵に
いじらしい5編からなる連作短編集。笑わせて笑わせてじーんとさせて
ほろっとさせて、しかも最後にはあっと驚く意外なオチが……。
〜〜
連作短編集。登場人物が少しづつクロスする、というのは好きな展開だ
けど、読む前の期待が大きかっただけに、ちょっとガッカリ。
独特の観察目はすごいと思うけど、やっぱり文章を書くのって難しいん
ですね。「ギャンブルで借金まみれの中年男」は、まあまあでしょうか。