バビロンに行きて歌え (新潮文庫)

バビロンに行きて歌え (新潮文庫)

☆☆☆
〜BOOK DATA〜
一人の若き兵士が、夜の港からひっそりと東京にやって来た。
名もなく、武器もなく、パスポートもなく…。
突然、この海のような大都会に放り込まれ、さまよい歩く異邦人。
その人生の一場面で彼とすれ違い、あるいはつかの間ふれあい、
そして通り過ぎていく男や女たち。彼を中心に、この不可思議な大都会
と、そこに生きる様々な人間像を鮮やかに、感動的に描いて新境地を拓
いた長編小説。
〜〜
懐かしい。たぶん読むのは3度目。始めに読んだ時はもっと感動したの
だけれど。でもなかなか趣きがあります。